出エジプト記 13:22 の聖句解説

聖句: 出エジプト記 13:22 - 「昼は主の御使いがそれらの前を行き、夜は火の柱が彼らの前を進み、昼も夜も彼らを離れなかった。」

聖句の意味: この節では、神がイスラエルの民をエジプトから導く際の神の導きと守りが示されています。日中は神の御使いが前を導き、夜には火の柱によってその道を照らしている様子が描かれています。

解釈の重要なポイント

• 神の導き: イスラエルの民が荒野の中を旅する際、神の導きがどれほど重要であったかを示す部分です。神は彼らを常に守り、導き続けます。
• 昼と夜の象徴: 昼は視界が明るく、進む方向が明確です。夜は暗闇に包まれた中で明るく照らしている火の柱の存在は、神の臨在と導きを象徴しています。
• 不変の約束: 神は常に彼らと共にいるという約束がここから伺えます。神の信仰深さと、イスラエルの民に対する愛が強調されています。

公的ドメインの解説へのリンク

マシュー・ヘンリー: 彼の解説は神がイスラエルの民のために選ばれた道を常に照らしており、どんなに困難な時も神の存在がともにあることを強調しています。

アルバート・バーンズ: この聖句では、主が常に導く神としての性質と、彼の保護に対する信頼を求めているのだと記しています。

アダム・クラーク: 神の明示的な導きについて詳述し、人間が神の導きを受けることの重要性を強調しています。この導きが歴史的にも重要であることが示唆されています。

関連する聖句のクロスリファレンス

• 出エジプト記 14:19-20 - 神の御使いがイスラエルの前に立ちはだかり、暗闇を作る。
• 出エジプト記 40:38 - 神の栄光がイスラエルの前を導いた様子。
• 詩篇 105:39 - 神が雲の中に宿ったこと。
• イザヤ書 4:5 - 主の栄光が覆い、導かれる様子が描かれる。
• ヨシュア記 3:13-17 - 神がイスラエルを導く様子が語られている。
• マタイによる福音書 2:13-15 - 神が夢を通してヨセフを導かれる様子。
• 使徒言行録 5:19-20 - 主の使いが弟子たちを導いた出来事。

結論

出エジプト記 13:22は、神の導きと保護がいかに重要かを示す聖句です。神の存在は昼夜を問わず、イスラエルの民と共にあり続け、彼らの旅を導くために必要不可欠であることが理解できます。これを通して、私たちも日々の生活において神の導きを求め、信じることがいかに大切かを思い起こさせられます。